住まい探しで大切なこと
こちらでは住まい探しのポイントをお伝えしていきます。
・これから住まい探しをされる方に、「良い住まい」に出会っていただきたい!
・後悔しない住まい探しをしていただきたい!
・時間をかけずに、サクサクと住まい探しをしていただきたい!
という思いからスタートしました。
賃貸物件の視点でお話しますが、売り物件にも通じることもあるかなと思いますのでお役立ちできれば幸いです。
本日のテーマ
【内見でどこを見たらいい?】
今回は、実に内見でお部屋をチェックしていく際のポイントをご紹介いたします。
良い住まいに出会うための重要な項目です。
※既存住宅についてお伝えしていますので、未完成の新築物件などについては当てはまらない部分もあります。
基本は以下のような感じです。
主に賃貸物件目線ですが、売り物件についても応用が効くので、ぜひご参考になさってみてください。
①駅からの距離や街並み、歩いている人
②物件の外観
③共用部分の状態
④室内の状態
⑤賃料(価格)、管理費
⑥内見時に渡された募集図面に書かれている内容全て
以上、①〜⑥を世間一般の「良い」「悪い」ではなく、ご自身がご覧になったその状態に対して「違和感」や「不快感」を感じないか、とにかくご自身の「価値観」で判断してください。
それでは、ひとつずつ解説していきます。
①駅からの距離や街並み、歩いている人
・駅からどのくらいの距離にあることが、ご自身の生活に合っているのかどうか。
・お店がたくさん並んでいる・公園がほどよくある・緑が多いなどなど、その物件の周辺の街並みにはなにか特徴があると思います。
・時間帯にもよると思いますが、歩いている人はどんな方が多いなと感じましたか?ご近所さんはどんな雰囲気ですか?
②物件の外観
・外観はお化け屋敷みたいだけど、内装はとってもおしゃれな物件もあります。これはこれで面白いのですが、ここも、ご自身の感性と照らし合わせてみてくださいね。
③共用部分の状態
a.照明の明るさ
b.メールボックス
c.ごみ集積所
d.廊下
e.エレベーター内
f.エレベーターを降りてからお部屋の玄関まで
g.周りのお部屋の玄関周り
h.玄関ドア
④室内の状態
a.内見用のスリッパ
b.清掃済みの表示
c.壁紙の仕上がり(浮き・剥がれ・汚れ)
d.全ての水回りとコーキングの状態
e.ベランダ
f.ドアの開閉具合(きしみやガタつき、床との関係)
g.巾木の状態(欠けや浮き、塗装)
h.エアコン(年式・吹出し口パネル・フィルターの状態)
i.床(きしみ・変色・浮き・はがれ・キズなど)
j.使用電力(ブレーカー内の表示 ●A)
k.インターネット環境(その物件にあらかじめ入っている場合は詳細を確認しましょう。希望の速度などを満たすことができるか、できない場合は他の回線を独自に契約することができるのかどうかを確認してください。)
※水道・ガス・電気関係の設備の不具合については、内見時に確認できないことが多いです。
内見時には内見の際に立ち会った管理会社や仲介会社、大家さんに確認しておきましょう。
入居後に不具合があった場合はすぐに管理会社や大家さんに連絡して直してもらってください。
ここでのポイントは「見つけたらすぐに連絡する」です。
※室内を見る時ご注意いただきたいのは、「キズがある・ない」とか「良い・悪い」ではなく、見た状態が自分にとって違和感や不快感がないかどうかです。
新築物件でさえも接着剤の残りや小さなキズ、汚れがどうしても発生してしまいます。それは、人間が仕上げているから。
中古物件はそれなりの年数が経っていたりもしますので、その状態を許容できるかどうかという視点で見てみてください。
⑤賃料、管理費
賃貸物件の入居審査では、年間賃料が年収の約1/3以内であるかどうかをまず確認するといわれています。
食べることも、住むことも、着ることも全て大事ですが、それぞれのジャンルが圧迫し合わないことも、幸せな暮らしには大事なことかと思います。
「これだったら賃料を下げて欲しいな。」
そういう気持ちになった場合は、そもそもその物件の価値に納得できていないため、たとえ賃料を下げることができたとしても、その住まいに対する不満が出てきたり、周りの方との価値観と合わずにトラブルになる可能性がありますので、賃料に納得できる物件を探しましょう。
⑥内見時に渡された募集図面に書かれている内容全て
‼️重要‼️
ちっちゃーい字で書かれているところも全て読んでください。
お申し込みの際にはこの全てを把握していることが前提でお話が進んでいきます。
しっかり目を通して、わからないところは管理会社や大家さんにしっかり確認しておきましょう。
【本日の重要ポイント】
内見したその日の状態が、契約後のお引き渡しの状態です。
内見をして、実際にご自身の価値観と照らし合わせて選んでお申し込みをされていますので、契約後にその状態について変更することを求めるのは大変難しくなります。
(例えば、巾木にキズがあったがそのまま契約し、入居後にやっぱり直してほしくなった など)
更に、内見時にチェックしたところは「大家さんや売主さんの価値観が表れている重要な部分」ですので、その価値観を受け入れられるかどうかをチェックできるところです。
もし、どうしてもココだけは直してほしいんだけどなぁと思うところや疑問点があれば、内見時に担当者に伝えてください。
そしてその回答にご自身が納得できるようであれば、申込みをしても大丈夫です。
と、いうわけで本日も「価値観が大事」というお話をさせていただきました。
結局、これが大事なんですよね。
自分を軸に行動する大切さって、お部屋探しにも通じているんだなと感じました。